エピドート(Epidote)「緑簾石(りょくれんせき)」はカルシウム、鉄、アルミニウムの珪酸塩鉱物(Ca2Fe3+Al2(Si2O7)(SiO4)O(OH))で緑簾石グループの鉱物です。単斜晶系に属し、b軸方向に伸びた柱状結晶となります。柱面にはb軸に平行な深い条線が発達します。劈開は{001}に完全です。緑簾石は長柱状結晶が平行連晶して“簾”のように見えることからの命名で、色は特徴的な黄緑色です。その独特なピスタチオのような色合いからピスタサイト(Pistacite)とも呼ばれます。英名のEpidoteはギリシャ語で“増加”を意味する言葉からフランスの鉱物学者アユイ(René Just Haüy)によって1801年に命名されました。緑簾石の透明な結晶は見る方向によって緑色と黄色の色味が変わる多色性があります。また含まれる鉄が多いと黒色不透明になります。条痕は白色です。
この標本は、透明度が高く艶やかでシャープな面を備えた素晴らしい緑簾石の結晶です。透明なピスタチオグリーンは宝石のような美しさです。
産地:Dassu, Braldu Valley, Skardu, Gilgit-Baltistan, Pakistan
ダッソー ブラルドゥ渓谷 スカルドゥ ギルギット・バルティスタン州 パキスタン産
幅:約52mm
奥行:約40mm
高さ:約24mm
重さ:44g
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